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全日本空輸株式会社さま


面接の交通費支給にATM受取を活用!
―本来業務への注力を可能に―

「企業」から「個人」への現金の送金を効率化する、セブン・ペイメントサービスの「ATM受取」。
セブン銀行ATMとセブン-イレブンのレジで原則24時間365日、送金されたお金を現金で受取ることができるサービスです。全日本空輸株式会社さまでは、採用活動での学生への交通費の支給にATM受取を導入しています。
ATM受取の導入前は最終面接会場での現金の手渡しによる支給だったため、一人ひとりの居住地に応じた交通費の準備にかなりの時間と労力を要していましたが、ATM受取の導入で作業が大幅に削減されました。

ATM受取を導入したきっかけやその効果について、全日本空輸株式会社 人事部ANA人財大学業務推進・採用チームマネージャー植野功一さん、業務推進・採用チームの土方さやかさんに、セブン・ペイメントサービス営業部の稲井心、カスタマーサクセス部の田中健と共にお話を伺いました。

現金の用意や金額の確認に労力がかかりチーム総出で対応することも
――最初に全日本空輸さまの業務内容を教えてください。

全日本空輸株式会社 人事部ANA人財大学業務推進・採用チームマネージャー 植野功一さん

植野:ANAというと航空のイメージが強いかと思いますが、現在ANAホールディングスとして航空運送事業に加え、機内でお客さまに提供する機内食を作るフライトケータリング、空港でのオペレーションを行う空港地上支援など航空にまつわる事業のほか、商社、不動産・保険業、IT関連など幅広い事業を行っています。その中でANAは定期航空運送事業をはじめとする航空業務をメインとした事業を担っています。
――採用面接での学生の方への交通費支給にATM受取をご活用とのことですが、導入前に抱えていた課題を教えてください。

全日本空輸株式会社 人事部ANA人財大学業務推進・採用チーム 土方さやかさん

土方:弊社では最終面接に来られた学生の方に交通費を支給しているのですが、ATM受取を導入する前はすべてアナログ作業で行っていました。まず、経理部に現金を用意してもらって取りに行き、それをそれぞれの学生にお渡しする金額に分けて封入します。面接当日にお渡しし、学生から受領書に受取印を押してもらいます。そして、支給した額と手元に残った額に間違いがないかを確認し、残った分は再び経理部に返却していました。そこまでが一連の業務になるのですが、特に経理部から現金を受取り、お金を分けて封入する作業には、時間も人員もかけて行っていたので大変でした。

植野:しかも、現在は経理部と人事部のオフィスが離れているので、わざわざ複数人で電車に乗って取りに行く必要がありました。また、面接は汐留本社で行うため、準備した現金を持って移動するリスクも課題でした。
――交通費は一律の額をお渡ししていたのでしょうか?

植野:居住地にもとづいて金額を決めているため、学生ごとに金額が変わります。この点も準備作業の大きな負担です。

土方:支給する交通費は1,000円程度の方もいれば、10,000円以上となる方もいます。経理部に用意してもらう現金についても、1,000円札、5,000円札、10,000円札のそれぞれが何枚必要か事前に計算する必要があり、金額も枚数も大きなボリュームとなります。また、封筒に入れるときに金額を誤り、最初からやり直すということもありました。

植野:最終面接が近づく中での、通常の採用業務に加えての準備作業になるため、その時期になると大人数で封入作業を行う時間の確保が必要でした。封筒代などに加え人件費や労力を考えるとかなりのコストです。

土方:さらに、お金の管理も課題でした。限られたメンバーのみが金庫を開錠できるルールのため、現金を扱うプレッシャーも大きく、キャッシュレスになったらいいなと思っていました。
準備作業9割削減で、本来業務への注力が可能に
――セブン・ペイメントサービスのATM受取を導入するきっかけは何でしたか?

土方:先程お話しした中でも、特にお金を管理する負担を軽減したく、何か良いサービスはないかとリサーチしていた中で、ATM受取を知りました。2019年頃で、当時はまだ現金を送金できるサービスは少なかったと記憶しています。
――どのような点が導入の決め手になったのでしょうか?

土方:面接の交通費の支給ですので、現金であることが前提となります。それに加え、一番の決め手となったのはコスト面です。送金手数料に加え、運用を続ける上でのランニングコストも決め手になりました。ただ、導入したものの、直後にコロナ禍になり、採用活動が見送りとなったため、実際に運用を始めたのは採用を再開した2022年10月からでした。
――導入から実際の運用までの約2年間、セブン・ペイメントサービスではどのようなサポートを行いましたか?

株式会社セブン・ペイメントサービス 営業部 稲井心

稲井:お申込みいただいた後は開始時期のタイミングを確認しつつ、いざ開始される段階になったところで、改めて操作方法や送金の流れなどを説明させていただく機会を設けました。説明するといっても、1時間程度のものです。それくらいの時間で説明が済むほど、かんたんな操作でご利用いただけるサービスになっていると思います。
――全日本空輸さまが抱えていた課題に対し、ATM受取の導入でどういった改善が見込めると思いましたか?

稲井:まずは、先程ご指摘があった現金を扱う上での負担の軽減です。現金の用意、封入といった実作業はもちろん、現金を持って移動するリスク、さらに心理的なプレッシャーの改善につながるという点でも、より良い運用体制をご提案できたかと思います。また、ATM受取は学生の方にも少なからずメリットがあると感じています。

まだ学生ですから、クレジットカードを持っていなかったり、銀行口座をご家族が管理されていたりと、社会人と比べ一人ひとりの生活環境に幅があります。利用している電子マネーやバーコード決済なども多様です。そういった点を考慮して、学生の利便性を考えた結果、現金で直接お渡ししている企業さまも多いのではないでしょうか。ATM受取は現金を送金できるので、企業さまの業務負担を減らしつつ、学生にとってもメリットのある支給方法として貢献できたのではないかと感じています。
――ATM受取の導入後は、それまでの負担がどれくらい軽減されたと感じますか?

土方:導入前に抱えていた現金の移動や封入、面接後の出納業務が大幅に軽減しました。必要な作業といえば、それぞれの学生の方へ支給する金額の一覧データを作成し、それをATM受取のシステムにアップロードし、承認するだけです。負担がなくなりとても助かっています。

植野:交通費の支給に関連する作業としては、9割減といっても過言ではないです。封筒に詰める作業だけでも、1回につき2、3時間はかかっていました。そういった事前の準備が減り、学生の皆様と向き合うための業務に注力できています。

土方:準備をするためだけに出社しなくてもいいですしね。データを作るだけなら在宅でもできるので、リモートワークが中心の今の働き方にも合っていると思います。
――交通費支給後の業務に変化がありましたか?

土方:残った金額の計上処理は結構煩雑なため、ATM受取を導入する前はすべてを完了するまでに数ヶ月かかることも少なくなかったんです。今は学生が受取られた分を社内で費用として計上する形になっています。受取りが完了した額もシステム上で一目瞭然なので、面接を終えた後の業務もかなり軽減されました。
客室業務職の採用再開で応募者数が増えてもATM受取があれば安心
――学生のみなさんからの評判はいかがでしょうか?

植野:支給方法について学生の方から何か特別なリアクションがあるというようなことはないのですが、これまでは、学生の方に交通費をお渡しするのは会場への入室直後、面接を始める前だったんです。それが、面接に臨む学生の方にとっては、ちょっと拍子抜けしてしまうところもあったんじゃないかなと感じていました。今はそういった作業がないので、その時間を使って少し雑談をしてリラックスしてもらうなど、学生のみなさんのために使える時間が増え、採用担当者としても面接における力のかけどころが変わりました。

また、遠方から面接に来てくれる学生の方だと支給額も高額です。それを現金で持ち帰ってもらうというのは、学生の方にとっては緊張感やリスクがあって負担だったと思います。学生の方が使う決済手段は電子マネーが主流となっていて、多額の現金を持つことに慣れていない場合が多いことを考えると、面接が終わってからセブン銀行のATMで受取れるという点は、学生にとっても安心感があるのではないかと思います。
――ATM受取の活用を広げる予定はありますか?

植野:現時点では具体的な予定はないのですが、内定者の方が入社までのあいだに健康診断や試験を受けた際にかかる費用の支給などに活用できるかもしれません。健康診断だと費用が数万円かかることもあり、内定者の方の負担となるので、なるべく早くお支払いできたらいいなと感じている領域です。

また、ATM受取の用途としては変わりませんが、今年は客室業務職の採用も再開となり、面接に来る学生の方が増えることが想定されるので、ATM受取のメリットをより享受できるんじゃないかなと思っています。一方で、送金する学生が増えるとお問合せも増えるのではないかと感じています。

――セブン・ペイメントサービスでは、どのようなお問合せを想定していますか?

株式会社セブン・ペイメントサービス カスタマーサクセス部 田中健

田中:一般的には、「ATMの操作の仕方がわからない」ですとか、「受取に必要な情報がわからない」といったお問合せが多いです。よくあるお問合せに関しては、ATM受取のご利用を再開されるタイミングで事前に共有させていただいてはいるのですが、この数ヶ月お使いいただいた期間ですと、学生の方からのお問合せはほとんどありませんでした。おそらく今の若い世代の方たちは、デジタルツールに慣れているため問合せることなくスムーズにご利用いただけているのではないか思います。

また、365日24時間対応のコールセンターを設けております。どうしても導入企業さまでないと解決できないお問合せ以外はこちらで対応いたしますのでお任せください。

稲井:受取方法の説明については、今後は実際の状況を見つつ、もし学生の方にとってわかりにくいところがあれば、例えば面接の際に操作方法をまとめた紙をお渡ししたり、ATM受取のウェブサイトに掲載している操作方法の説明をよりわかりやすいものにしたりなど、常に改善に取り組んでいきたいと思っております。

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