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フリュー株式会社さま


モニターへの謝礼金支払いにATM受取を活用!

「企業」から「個人」への現金の送金を効率化する、セブン・ペイメントサービスの「ATM受取」。セブン銀行ATMとセブン-イレブンのレジで原則24時間365日、送金されたお金を現金で受取ることができるサービスです。

フリュー株式会社さまでは、製品開発のための座談会に参加してくれた、モニターの方への謝礼金のお支払いに、ATM受取をご導入いただいています。プリントシール機という製品の特性のため、モニターのほとんどが10代で、ATMを使った経験がない中高生も多い中、導入した理由と決め手は何だったのでしょうか。フリュー株式会社 ガールズ総合研究所 戦略プラットフォーム部 リサーチモニター担当の西内翠さんに、セブン・ペイメントサービス カスタマーサクセス部の田中健と共にお話を伺いました。

現金でのお支払いとリスクの低減の両立が導入の決め手に
――最初にフリュー株式会社さまが展開されているビジネスについて教えてください。

フリュー株式会社 ガールズ総合研究所 戦略プラットフォーム部 リサーチモニター担当 西内翠さん

西内:弊社は大きく分けて2つの事業を展開しています。1つは若年女性をターゲットとした「ガールズトレンドビジネス」で、プリントシール機やカラーコンタクトレンズの企画、製造、販売を手掛けています。もう1つはキャラクターIPをさまざまな形で具現化する「世界観ビジネス」です。クレーンゲームの景品のぬいぐるみやフィギュアの製造・販売に加え、ゲーム・アニメの企画制作も実施しています。その中で、私が所属するガールズ総合研究所では、若年女性のモニターを募集して座談会を開催し、弊社の企画開発する製品に対して、生の声をヒアリングする機会を作っています。
――どのような業務においてATM受取を導入されたのでしょうか。

西内:座談会などにご協力いただいたモニターさま への、謝礼金の支払いにATM受取を導入しています。自社で登録制のモニター制度を始めてから、7年ほど経つのですが、当初から「現金」にこだわってお支払いしてきました。モニターさまに直接ご来社いただき、お話をうかがう座談会は、製品をブラッシュアップするために貴重な場となっており、積極的かつ率直なご意見に毎回、感謝しています。そのため、きちんと謝礼金をお支払いしたいと考えており、モニターの皆さまに一番喜ばれる現金でのお支払いを重要視しています。

一方で、経理部門からは「小口現金を扱うのはリスクが大きい」とも指摘されていました。それでも、私たちはどうしても現金でお支払いしたく、なんとか社内で折り合いをつけながら続けてきたというのが実情でした。
――ATM受取導入のきっかけを教えてください。

西内:先ほどお話ししたように、現金を扱う際の負担を軽減するための方法を模索したことが、ATM受取導入のきっかけです。従来の方法だと、座談会の開催スケジュールが決まったら、社内で仮払いの手続きをしたのち、担当者が銀行に行って、現金を引出していました。その現金を、会社に持って帰ってくるわけですが、銀行までそれほど遠くないとはいえ、まとまった金額を持ち運ぶ心理的負担も少なくありません。この業務は担当者が出社しないと行えないことに加え、現金の紛失が発生した場合、担当者に悪い点がなかったとしても、本人は責任を感じるものです。

現金を扱うことによって生じるリスクを、担当者個人が背負わざるをえない仕組みに課題を感じ、仲間を守るためにも、早急な改善が必要でした。そこで、ツールをいろいろ探していた中で、ATM受取というサービスが始まるというリリースを見つけました。謝礼金は現金でお支払いするという点を変えずに、担当者の業務的負担、心理的負担が減らせるのは大きな魅力でした。
身近なセブン銀行ATMだから、10代のモニターも安心して利用可能
――導入から実際のお支払いまではスムーズに実施できましたか?

西内:社内的な作業は問題なく進みましたが、モニターさまがATMで受取れるようにする際に少し苦労しました。というのも、ご協力いただいているモニターさまのほとんどが10代の中高生だからです。ATMでお金を引出した経験がない方もいて、最初は「ATMを使ったことがない」「銀行口座は親が管理していてよくわからない」といった不安の声もありました。

「銀行口座は必要ないし、ATMの操作も簡単だから大丈夫だよ」と説明するのですが、大人に比べたらITリテラシーもまだ低く、EメールやSMSを使っていないといった方も多いため、導入当初は従来どおりの現金手渡しで欲しいというモニターさまがいたのも事実です。ただ、一度ATM受取を使ってもらうと、便利さが伝わったようで、初めてATMを操作したという女の子も、「ATMデビューできた!」と喜んでくれました。
――セブン・ペイメントサービスではどのように受取人の方へのフォローをしたのでしょうか?

セブン・ペイメントサービス カスタマーサクセス部 田中健

田中:コールセンターを設置してバックアップする体制を整えていました。ただ、ATMを操作するのが初めてとはいえ、利用されるモニターの方たちの多くはデジタルネイティブ世代ということもあり、導入当初から現在に至るまで、お問合せはほとんどありません。おそらく、必要な情報を入力するだけですぐに現金が出てくるというシンプルなサービスなので、スムーズにお使いいただいているのかなと思います。

西内:セブン・ペイメントサービスのサイトにある受取方法の動画がとてもわかりやすいんです。モニターさまたちにも、「わからなかったら見てください」と、その動画のURLを送っているのですが、ほとんどの女の子がその動画で使い方を覚えてくれています。
――実際に使ってみたら簡単で、受入れられたという感じでしょうか。

西内:そうですね。さらに、ポジティブに受入れられるようになったのは、おそらく新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあるのではないかと感じています。感染リスクを下げる一環として、現金の手渡しをやめたことが、モニターさまや保護者の方の安心感につながりました。また、ATM受取を活用すれば対面でなくても謝礼金を受取ってもらえるので、オンライン座談会でも謝礼のお渡しに困ることはありませんでした。オンライン座談会の実施によりコロナ禍でも製品開発を進められた点もATM受取を導入することで得られた効果のひとつです。

――中高生がATMを操作することについて、保護者の方の反応はいかがでしたか?

西内:当然のことながら、不安視される保護者の方もいらっしゃいます。ただ、2022年度から金融教育が義務化されたこともあり、「お子さまが初めてATMにふれる機会として、ご理解いただけないでしょうか」とお伝えすると、肯定的に捉えてくださる方が多いです。しかも、謝礼金を受取るために操作するATMは、身近に存在するセブン銀行ATMなので、より安心感が増しているようにも思います。
――社内の課題は、ATM受取の導入によって解決されましたか?

西内:担当者の負担はかなり軽減されたと思います。銀行に行く手間がなくなったのはもちろんですが、謝礼金をお支払する際も担当者が1人で行うのではなく、誰にいくら払うのかを申請者と承認者とでダブルチェックできるため、組織としてもより安心して取組めるようになりました。また、ATM受取を導入する前は、謝礼金をお支払いしたら、受領証を書いてもらっていたのですが、それも現在はオンライン上で管理しているので、個人情報管理の面での負担も少なくなっています。
――従来の謝礼金のお支払いは座談会当日だったと思うのですが、ATM受取の導入後はどのように実施されていますか?

西内:ATM受取導入後も、当日に支払いをしています。モニターさまが座談会に到着した段階で担当者がATM受取のシステムに送金先と送金額を入力して、申請します。そして、座談会が終わるまでのあいだに、私かもう一人の承認者が内容をチェックして承認する体制です。申請者、承認者を別々にすることで社員の安全性を高めています。座談会が終わった時点で、必ず謝礼金を受取っていただける状態にすることを大切にしています。

田中:ATM受取は、承認ボタンを押したら、リアルアイムに送金できるスピーディーさもメリットのひとつですので、座談会当日にお支払いしたいというフリューさまのニーズに応えることができているのではないかと思います。
今後はAPI接続も検討し、より使いやすい環境を整えたい
――ATM受取を使う中で、困りごとや期待することはありますか?

西内:モニターさまの中には、なかなか受取っていただけないケースもあるため、先日ご提案いただいた、リマインドメール機能の導入を検討したいと考えているところです。座談会が終わったら「帰りに受取ってくださいね」と伝えるものの、中高生なので塾があったり、急いで帰ったりしているうちに、忘れてそのままになってしまうこともあります。

田中:現在は未受取の場合、西内さまがお一人おひとりに丁寧にご対応されているんですよね?

西内:そうなんです。管理画面で未受取の状態となっているモニターさまに、折を見て連絡を入れるようにしています。
――個別での対応は大変ですね。

西内:そうですね。ただ、ATM受取の管理画面に受取状況のステータスが出るので、とても助かっています。それを見れば、受取ったか受取ってないかだけでなく、紙幣は受取ったけど小銭はまだ受取ってないなどといった細かいステータスも一目瞭然です。この管理画面を活用しながら、モニターさまに謝礼金を確実に全額受取っていただけるように努めています。

田中:ATM受取では、「受取期限の7日前」など、企業さまが設定した日時に合わせて、その時点でまだ受取っていない方に限定してリマインドメールを送ることも可能です。お一人ずつの対応ですとそれなりに手間や時間がかかると思いますので、それらを軽減するためにもリマインドメール機能はおすすめです。

また、普段のコミュニケーションはLINEで行うことが多いと思うのですが、API接続をすることによって、自社のアプリ内で通知することも可能になります。アプリなら謝礼金の履歴のほか、受取済みかどうかも一元的にわかるので、モニターの方にとっても、よりわかりやすくご利用いただけるんじゃないかと思います。

西内:それはいいですね。LINEやEメールだとどんどん流れていってしまうので、見落としを防ぐためにもアプリは役立ちそうです。

座談会に参加していただいたモニターさまから、弊社の社員が働く姿を見て「大人はこんなふうに働いているんだ」とか、「大人になったらフリューで働きたい!」などという声をもらうことが多くあります。そのため、将来的に「モニターさま自身が将来を考えるきっかけづくり」や「フリューが学生と社会を結ぶ架け橋になる取組み」を行えたらと思っています。実現した際には、ATM受取も謝礼金という枠組みを超えた活用ができると思いますので、引続きご支援いただけるとうれしいです。

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