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株式会社スコープさま


キャッシュバックキャンペーンの課題をATM受取で解決!

「企業」から「個人」への現金の送金を効率化する、セブン・ペイメントサービスの「ATM受取」。
セブン銀行ATMとセブン-イレブンのレジで原則24時間365日、送金されたお金を現金で受取ることができるこのサービスを、株式会社スコープさまでは主にキャッシュバックキャンペーンで活用していただいています。
ATM受取の導入でコストや作業工程の多さなど、キャッシュバックキャンペーン運営時に抱えていた課題を解決しました。さらに、自社で開発した送金プラットフォーム「WalletCho(ウォレッチョ)」の受取手段にもATM受取を採用しています。

キャッシュバックキャンペーンを通して感じるATM受取の利便性や、WalletCho(ウォレッチョ)にATM受取を採用した理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
株式会社スコープのデジタルテクノロジー事業本部本部長・前野篤さん、デジタルテクノロジー事業本部バックエンドDiv.部長・渡部直哉さん、デジタルテクノロジー事業本部スーパーバイザー・草刈直弘さん、第三営業部シニアリーダー・大溝真也さんにセブン・ペイメントサービス営業部の稲井心と共にお話を伺いました。

ATM受取導入前に抱えていた課題とは?
――最初に、スコープさまがどういった事業を展開されているかを教えてください。

株式会社スコープ デジタルテクノロジー事業本部スーパーバイザー 草刈直弘さん

草刈:弊社は総合広告会社になります。ビジネスの中心は、小売、流通、食品・消費財メーカーをはじめとする、さまざまな企業さまの販促支援です。例えば、小売の企業さまであれば、折込チラシから店内の装飾、ショッピングモールでのイベントなど、販売促進につながる業務を企画から実行までトータルで担当させていただいています。
――どのような業務にATM受取を導入していますか?

草刈:主に、家電メーカーさまのキャッシュバックキャンペーンになります。ATM受取を採用させていただくきっかけも、そのキャンペーンでした。
――ATM受取導入前は、どのような課題を感じていましたか?

株式会社スコープ 第三営業部シニアリーダー 大溝真也さん

大溝:キャッシュバックキャンペーン自体は15年くらい前からスタートしていて、ATM受取を導入する前は商品券や郵便為替をお送りしていました。
――郵便為替は多くの人にとってあまりなじみがないものですね。

大溝:そうですね。郵便為替を換金するには、受取ったお客さまが郵便局の窓口に行く必要があります。平日の営業時間が限られているのに加え、土日は営業していないことを考えると、制約が大きいです。
さらに、運営側も郵便局で為替を購入し、それを封入してお客さまに送るという業務が発生します。そういった手間はもちろん、それらの業務を行うスタッフの人件費、さらには封入する為替を間違えてはいけないというリスクなどを考えると、キャッシュバックする側、される側共に、相当な負担がありました。

草刈:それらをなんとか軽減したいというのが、ATM受取を導入するきっかけになりました。
ATM受取によってコスト削減や作業の簡略化が可能に
――ATM受取のことは、どのように知ったのですか?

大溝:セブン・ペイメントサービスからご案内をいただいたのが最初でした。

株式会社セブン・ペイメントサービス 営業部 稲井心

稲井:スコープさまとは以前からお付き合いがあって、ATM受取のシステムをローンチしたタイミングでご案内したところ、キャッシュバックキャンペーンに使えるのではないかと検討してくださり、導入していただく流れになりました。
――他社のサービスと比較検討されましたか?

大溝:それはなかったです。ATMで受取れる送金サービスはほかにないので、とても画期的なシステムだと思いました。
――導入されてみて、具体的にはどのような業務改善につながりましたか?

草刈:現場から業務を簡略化できたと聞いています。郵便為替でキャッシュバックを行う場合、為替を買ってくることだけでなく、それを入れる封筒を準備し、為替を入れて封をし、住所が書かれたラベルを貼り、さらにそれらを郵便局に持ち込むといった多くの作業が発生します。
ATM受取にすることで、そのすべての工程がなくなりました。同時に、封筒代、ラベル印刷代、郵送代といった費用もかからなくなるので、コスト削減にもつながっています。

大溝:さらに、為替の購入にも手数料がかかります。キャッシュバックキャンペーンで利用することの多い定額小為替の場合ですと、1枚につき手数料は200円。仮に3,000円をキャッシュバックするとなると、1,000円の為替を3枚買うので手数料だけで600円です。ATM受取だとそこまでの手数料はかからないというのも大きな魅力で、コスト削減も導入の決め手になりました。
――セブン・ペイメントサービスでは、ATM受取のメリットをどのように考えていますか?

稲井:送金手数料に関しては、郵便為替より1件あたり数百円程度下げることが可能です。それに加えて、送金に必要な作業は、送金先のデータを作成し、専用ポータルサイトでアップロードするのみですので、それまで何日もかけて行っていた作業全体が数十分から数時間で完了できるのもポイントです。
――コストや作業効率など、キャンペーン運営において多くのメリットがありますね。

大溝:そうですね。コストという点では、もう1点メリットがあります。郵便為替と違ってATM受取は、キャッシュバックを受取る方が引出した分しか、引落とされないことも大きなメリットです。
企業側はもちろん満額を想定しているのですが、期限切れなどさまざまな理由でキャッシュバックを受取らない方も一定数います。そのときに、郵便為替だと為替を買った時点で、すでに支払いが発生しているのに対し、ATM受取ですと、キャッシュバックされなかった分は引落とされません。その部分の差もかなり大きいと思います。
――個人情報の取扱いについても大きな変化があったかと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。

草刈:消費者側と企業側の双方に大きなメリットがあると思います。ATM受取に必要な情報は、お客さまのメールアドレスと携帯電話番号のみなので、消費者側にとっては住所や銀行口座番号を登録する必要がありません。企業側としても管理が厳しい個人情報を扱う必要がない点がありがたいです。
原則24時間365日受取れる便利さが消費者にも好評
――ATM受取に対する消費者の評判は、どう感じていますか?

大溝:概ね好評です。弊社が扱っているキャンペーンの中には、対象にシニアの方が多いものもあって、最初にATM受取を導入する際、デジタルな部分が受け入れられるか心配しました。ですが、いざキャンペーンを実施してみると、そこまで抵抗感なくお使いいただけていることがわかりました。

草刈:導入当初は、郵便為替とATM受取の2つを受取方法として用意したことがあるのですが、その段階で65%から70%の方がATM受取を希望されていました。
2年くらい経った今では、80%以上の方がATM受取希望となっています。それはやはり、原則24時間365日使えるセブン-イレブンのATMだからという利便性も影響していると思います。しかも、ATM自体は店舗だけでなく、駅や商業施設にもありますから、さらに便利ですよね。

大溝:また、現金を扱うという点では、消費者にとって信頼性や安心感も非常に重要だと思うんです。セブン-イレブンはお客さまの身近な存在であり、インフラに近い存在感、安心感、ブランド感を持っていることが、消費者の方の支持を得た要因だと感じています。

稲井:ありがとうございます。もちろん、キャッシュバックキャンペーンによって、初めて弊社のATMサービスをお使いになる可能性もあるのですが、実際にはそういう方はほぼいらっしゃらないようです。セブン銀行のATMに一度もふれたことのない人が少ない点も、シニアの方にもATM受取をお使いいただけている理由かなと思います。
――導入時、さらには導入後におけるセブン・ペイメントサービスのサポート体制については、どのような印象をお持ちでしょうか?

株式会社スコープ デジタルテクノロジー事業本部バックエンドDiv.部長 渡部直哉さん

渡部:導入する際もスムーズに移行できましたし、導入後も特に問題なく運用できています。その上で、キャンペーン実施中はセブン・ペイメントサービスの側でも稼働状況を把握してくださっていたり、クレームの有無などを確認してくださったりと、日頃から連絡をとり合う状況を作ってくださるので安心です。

稲井:スコープさまでもキャンペーン事務局を設置しているのですが、弊社側でも受取方法のご案内をはじめとするお問合せに対応できるよう、コールセンターを運営しています。これがもし郵便為替だった場合、郵便局に届いた問合せが事務局にフィードバックされることはないのではないでしょうか。

そこを弊社では、キャンペーン運営において重要になりそうなことであったり、弊社のコールセンターでは回答しきれないお問合せがあったりする場合は、事務局にも連絡が行くかもしれない旨を伝え、常に情報を共有するようにしています。頻繁に発生するわけではないのですが、キャンペーン運営が順調に進んでいるかどうか、日頃から把握するように努めています。
消費者のニーズに合わせてWalletCho(ウォレッチョ)にもATM受取を採用
――スコープさまが開発されたのがWalletCho(ウォレッチョ)ですね。こちらのサービスについて教えてください。

株式会社スコープ デジタルテクノロジー事業本部 本部長 前野篤さん

前野:WalletCho(ウォレッチョ)は企業さま向けのサービスで、消費者が受取方法を選べる送金プラットフォームです。受取方法として、ATM受取、銀行口座への振込み、LINE Payまたはau PAY残高への電子マネーチャージという4つを用意し、消費者が自分の生活様式に合った手段でキャッシュバックを受けられるというのが最大の特長です。
――受取方法の中にATM受取を含めようと思われたのはなぜですか?

草刈:お客さまが現金で受取れることが大きな理由でした。一般的な調査結果を見ても、キャンペーンの景品で何をもらったらうれしいかの回答は、現金が常に1位です。実際、WalletCho(ウォレッチョ)も2021年9月にローンチして以来、送金額の大小で差はありますが、約7割の方がATM受取または口座振込での受取りを希望されているという結果が出ています。
事前の調査では、1,000円以下の送金の場合は、電子マネーが大半を占めるのではないかと予想していたのですが、数百円といった小額であっても現金で受取るニーズが高かったのは意外でした。
――世代別ではいかがですか?

大溝:どの世代でも現金受取りを希望される方が一番多いです。性別においても、大きな差異はありませんでした。ATM受取は年代、性別に関係なく、多くの方のニーズに合っていると感じます。
――特に優れていると感じるATM受取の機能を教えてください。

草刈:ATM受取の1円単位で送金設定ができるという点が優れていると感じています。弊社が扱う案件では、ポジティブなインセンティブの付与以外にも、製品にご満足いただけなかった場合に購入額の全額を返金する、いわゆる返金保証キャンペーンといった、ネガティブな返金を保証する施策があります。ご購入された金額と同額を返金するため、1円単位での送金額の設定が必要です。こういったケースでも使える点はメリットだと感じています。活用できる範囲はまだまだ広がっていくのではないでしょうか。

稲井:そうですね。ただ、我々もATMで硬貨を出すことはできないので、ATMから発行されるバーコード付きのレシートをセブン-イレブンのレジに提示していただく形で1円単位での送金を可能にしています。
――WalletCho(ウォレッチョ)の送金方法のひとつにATM受取が選ばれたことについて、セブン・ペイメントサービスではどのように感じていますか?

稲井:選んでいただけたのは、現金での引出しが可能な点と、それをBtoCでライトにやりとりできる手段がほかにないという商品性をご評価いただけたためだと感じております。そういう意味では、WalletCho(ウォレッチョ)の選択肢のひとつに選ばれたことで、よりインフラ的な存在へと近づいてきているようにも感じられています。
ATM受取、WalletCho(ウォレッチョ)共に幅広い業種へのサービス拡大を目指す
――今後、ATM受取やWalletCho(ウォレッチョ)をどのように活用してきたいと考えていますか?

大溝:新しくキャッシュバックキャンペーンを実施したいという企業さまに対して、幅広くアプローチしていけたらと考えています。これまでにキャッシュバックを行ったことがない企業さまだと、その仕組みを一通りご説明した際に、郵便為替を利用した場合の手数料や作業工程の多さに驚かれる方も少なくないんです。そのときに、ATM受取やWalletCho(ウォレッチョ)の使いやすさ、コスト削減効果というのは、非常に武器になると思っています。そこを弊社でも丁寧にご説明しながら、実際の導入につなげていければと考えています。
――セブン・ペイメントサービスとしては、今後の展望についてどのように考えていますか?

稲井:近年、さまざまな支払手段が登場している中で、やはりすべての基本となる現金というところに一定の価値があるのではないかと思っています。ATM受取は、あらゆる方にキャッシュバック、あるいは返金ができるサービスなので、我々としてもサービスの拡張をしていくのはもちろん、より使いやすいものにしたり、送金できる範囲を広げたりする努力を常に怠らないようにしていきたいです。
また、WalletCho(ウォレッチョ)も、今後いろいろな受取方法が追加されていくかと思うのですが、ベースにATM受取があるからこそ、全体としての価値がより高まると感じていただけるようにサポートしていけたらと思っています。

草刈:ありがとうございます。現金は誰にとってもフェアなものだと思うんです。ポイントだとプラットフォーマーに依存していたり、使いやすさや特徴など各社特有の色があったりして、その色がつくことをメーカーさまが懸念されるケースも少なくありません。
その点、現金での送金が可能なATM受取やWalletCho(ウォレッチョ)は、すべての消費者の方にフェアなものとしてフラットに使っていただけます。その強みを活かして、今後さまざまな業種への導入を目指していきたいと思います。

<WalletCho(ウォレッチョ)について>

WalletCho(ウォレッチョ)とは、「消費者がキャッシュバックの受取方法を選べる」送金プラットフォームサービスです。
セブン・ペイメントサービスが提供する「ATM 受取(現金コース)」での受取方法が選択できます。


 ※株式会社スコープのホームページへ移動します。

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