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株式会社セレスさま


ポイントの交換手段にATM受取を追加!ユーザーの利便性を大幅にアップ!

「企業」から「個人」への現金の送金を効率化する、セブン・ペイメントサービスの「ATM受取」。
セブン銀行ATMで原則24時間365日、送金されたお金を現金で受取ることができるサービスです。

株式会社セレスさまでは、2019年5月にATM受取をご導入いただきました。運営するポイントサイト「モッピー」で、ユーザーが貯めたポイントを交換する手段のひとつとして、ATM受取を選択できます。ポイントの交換手段にATM受取が加わったことで、ユーザーや運営面にどのような変化があったのでしょうか。株式会社セレス ポイントメディア事業部 マーケティンググループリーダーの石橋大輔さんに、セブン・ペイメントサービス営業部の稲井心と共にお話を伺いました。

ポイントを現金に交換する際のハードルは振込までの日数だった
――最初に、セレスさまが手掛けていらっしゃる事業について教えてください。

株式会社セレス ポイントメディア事業部 マーケティンググループリーダー 石橋大輔さん

石橋:モッピーというポイントサイトを運営しています。Webサイトとアプリで展開しており、モッピー経由で、ネットショッピングやクレジットカード発行、無料ゲームコンテンツのプレイ、アプリのダウンロードなどを行うと、ポイントが貯まる仕組みです。貯まったポイントは、1Pにつき1円で、現金や電子マネー、各種ポイントに交換できます。
――ATM受取は、どのように利用されているのですか?

石橋:貯まったポイントの交換手段のひとつとして、ATM受取を選べるようにしています。ポイントの交換先は、現金のほか、電子マネーや各種ポイント、ギフト券、仮想通貨など50種類以上用意しているのですが、人気があるのはやはり現金です。電子マネーや各種ポイントなどは、使える場所が限られる可能性がありますが、現金はどこでも使えるため、安心感があると考えています。
――ATM受取導入以前は、現金への交換はできなかったのでしょうか?

石橋:いえ、銀行口座に振込む方法で、現金への交換自体はできました。ただ銀行口座への振込みには、ポイントの交換申請を受けてから、5営業日ほどかかります。そのため、「今すぐ現金に交換したい」という方には選ばれにくい選択肢でした。また、口座情報を登録してもらう必要があるので、手間がかかると感じていたユーザーもいらっしゃったかと思います。
――振込みまでの日数や口座情報の登録が、現金への交換のハードルになっていたのですね。

石橋:そうですね。現金に交換したいけれど、日数がかかる点や、口座情報の登録が必要な点がネックとなって、現金を手にできない方が、少なからずいらっしゃったのではないかと思います。
ATM受取の導入で現金への交換が全体の6割に
――2019年5月からATM受取の利用を始められました。ユーザーの反応はいかがでしょうか?

石橋:ATM受取の導入により、口座情報の登録なしで、リアルタイムにポイントを現金に交換できるようになりました。その結果、ポイントの交換先として、現金が選ばれやすくなった実感があります。現在はユーザーの6割ぐらいが、交換先として現金を選んでいます。ATM受取は、すぐにポイントを現金に交換したい人や、口座情報の入力を手間だと感じる人にとって、ニーズにマッチした選択肢になっていると思います。
――現金への交換のうち、どの程度のユーザーがATM受取を選択しているのですか?

石橋:現金に交換する方の半数以上がATM受取を選択しています。現金に交換する方法の中で、ATM受取が最も多く選択されていることは間違いありません。
――人気の理由はどのような点にあるのでしょうか?

石橋:やはり、交換申請から受取りまでのタイムラグがなく、リアルタイムに現金へ交換できることだと思います。実際にユーザーに話を聞いても、交換スピードを重視する人は少なくありません。そのためか、ポイントサイトを紹介するブログでも、多くの場合でモッピーは「リアルタイムにATMで現金を受取れる」と紹介されています。ATM受取で現金に交換できることが、モッピーと他サイトの差別化につながっています。また、交換スピードを重視するユーザーが、モッピーに加入するきっかけにもなっているようです。

実際に、紙幣や硬貨を受取れる点も重要だと感じています。同じ現金への交換でも、銀行振込だと口座の残高が増えるだけで、実際にお金を引き出すには、その銀行のATMまで行かなくてはいけません。ポイントへの交換でも、スマホやPCから、数値が増えたのを確認するだけです。しかし、ATM受取は実際に紙幣や硬貨を受取れるので、Webサイトやアプリで獲得したポイントを、じかに現金として手元に得られたという感覚が得やすいシステムです。街のあちこちにあるセブン銀行ATMで、すぐに引き出せることで、ポイントが生活に身近なものとして感じられます。この点も人気の理由ではないかなと考えています。
――銀行口座への振込みとATM受取、また、各種ポイントへの交換とATM受取では、ユーザーが行う交換申請手続きに違いはありますか?

石橋:ATM受取が一番シンプルです。ATM受取の場合は、現金化したいポイント数を指定するだけです。一方、銀行口座への振込みは、まず銀行口座情報の登録が必要になります。各種ポイントへの交換の場合は、交換先のポイントの会員ナンバーなどの情報の入力が必要です。そのため、各種ポイントへの交換では、この会員ナンバーの入力ミスが原因と思われるお問合せも発生します。具体的には、ポイント交換は完了しているはずなのに、ポイントが反映されないといったお問合せです。また、間違えて家族のアカウントを入力してしまったり、現在使用していないアカウントにポイントが入ってしまったりといったケースも発生しています。そういうトラブルが発生しない点も、ATM受取のメリットです。
――交換先による手数料の違いについて教えてください。

石橋:ATM受取で現金に交換する場合は165ポイントです。手数料はユーザーからいただくシステムなので、例えば、1万ポイントをATM受取で現金に交換する場合、実際の受取額は9,835円となります。銀行振込の場合は手数料を31ポイントとしていますので、手数料だけを見るとATM受取のほうが高い設定です。それでも、多くのユーザーに選ばれているのは、ニーズにマッチしているからだと考えています。例えば、ユーザーが土日に「夜に飲み会があるから、現金を補充しておこう」と考えた場合、最終的な振込みまでに5営業日ほどかかる銀行口座への振込みは、選択肢になりません。使いたいときに、すぐに手元に現金が得られるメリットを考慮すれば、ATM受取の手数料はハードルにはならないのだと感じています。
ATM受取を選択するユーザーの増加で、手続きの負担軽減も実現
――ATM受取を導入されたきっかけを教えてください。。

石橋:リアルタイムでの現金交換を可能にすることで、ユーザーの利便性を向上させたいという点が、導入を決めた一番の理由でした。
――ATM受取を導入したことで、現金への交換の事務手続きは変化しましたか?

石橋:負担の軽減が実現しました。銀行口座への振込みでは、ユーザーから連絡を受けたら、運営側でも手作業で対応する必要がありました。一方、ATM受取の場合は、システム連携していますので、ユーザーの申請後の手続きは自動で行われます。そのため、オペレーションの負担がまったくありません。ATM受取を選ぶユーザーが増加した分だけ、事務手続きの負担が減っています。
――セブン・ペイメントサービスではどのような運用サポートをしているのですか?

株式会社セブン・ペイメントサービス 営業部 稲井心

稲井:セレスさまとの取り組みの場合は、申請から受取りまで、すべて自動化されているので、定期的に連絡を取り合うことはありません。ご利用いただくお客様からのATMの操作方法などについてのお問合せは、ATM横のインターホンからつながるコールセンターにて24時間365日対応しており、導入企業さまにとって負担のない体制になっています。


石橋:ユーザーからATM受取に関するお問合せを、モッピーの運営側で受けることは原則的にありません。
――ATM受取での現金受取とともに、電子マネーでの受取りも導入されていますね。電子マネーでの受取りはどのようなものでしょうか?

稲井:セブン銀行ATMで、現金と同じように、交通系電子マネーを受取れるサービスです。ユーザーからの交換申請に対し、メール・SMSで番号を通知し、セブン銀行ATMでその番号を入力することで簡単に受取れます。セブン銀行ATMにはカードリーダーがあるので、そこに交通系ICカードやスマートフォンをかざしてもらうことでチャージできます。

石橋:ポイントの交通系電子マネーへの交換は、現金での受取りに比べれば選ばれることは少ないですが、一定の需要があります。ポイントサイトにとっては交換先の選択肢の充実が重要なため、ユーザーの利便性向上の一環として、交通系電子マネーへの交換にも対応しています。
――最後に、ATM受取はポイントサイト運営にとってどのような意義があるかお教えください。

石橋:ポイントサイトでは、ユーザーに貯めたポイントを交換するタイミングを選んでいただけますが、ポイントが付与されるタイミングは指定できないのが一般的です。それは、交換先となる電子マネーや各種ポイントの運営企業の承認が必要となるためです。そのため、ユーザーが希望するタイミングで、現金を手にすることができるATM受取は、画期的なサービスで、今ではモッピーに欠かせない交換手段となっています。これからも多くのユーザーに選ばれていくだろうと想像しています。

導入事例 ポイント交換

鉄道乗車でたまるトブポマイルを
ATM受取からPASMOへチャージ可能に

東武鉄道株式会社さま

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